映画レビュー|【ネタバレあり】捻くれ物の「君の名は。」考察

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これは捻くれた考えであり、想像力に乏しい考察かもしれません。

またうろ覚えだったり、私の都合よい解釈で書いていると思います。

映画を楽しんで見た方には非常に失礼な内容であることを理解した上で、
私の消化不良を解消するためだけに書かせていただきます。

不快に思われる方は「そっ閉じ」してください(´・ω・`)


ゾっとした。


私は、映画を見る途中から違和感と疑念を抱き
最後のシーンでは「ゾッ」としてしまいました。

何故か。

結論から言うと、
全てが瀧の妄想に見えてしまったからです…。


現実とファンタジー、瀧と三葉


「君の名は。」表面的には素敵な恋愛ファンタジーだと思います。

ただ私は途中から、
現実要素とファンタジー要素、瀧と三葉を
別世界として見比べていました。

■現実要素を強く感じる部分 (瀧サイド)
・山手線の電車(リアルな発車音!)
・カフェでのアルバイト
・年上の美人な先輩への恋心
・世界を変えてやろうという思い(中二的な感覚で)
・自分だけうまくいかない就職活動
・名前はわからなくても一目見ればわかる(中二的な感覚で)

■ファンタジー要素を強く感じる部分 (三葉サイド)
・彗星が1200年周期で糸守に落ちる(しかし200年前の火事でルーツ等の書物消失)
・未来の人間と入れ替わりにより予知ができる一族
・宮水家の力で過去の彗星を避けてきた
・高校生が持ち出せる爆薬
・伝統を守る閉鎖的な町
・婆ちゃんと子供二人だけであんな危険な場所(ご神体があるとこ)にいけない
・名前はわからなくても一目見ればわかる(本当に分かる)

現実世界が舞台であるため、現実描写がしっかり描かれていたので、
ファンタジー側に完全に傾けてみることができずにいました。

その時、一つの可能性として、仮にこの2つの世界をさらに大きな現実視点でみると、
瀧くんの考えた「ご都合妄想世界」になってしまうのでは…と想い
感動どころではなくなってしまったのです。


疑念


「妄想なのでは?」という疑念をはならせないのは下記の1点が気になるためです。

「三葉たち、亡くなる運命だった糸守の人々を
生きている状態で観測した描写があるのは 瀧だけ であること」

瀧側の時間軸で考えてください。

瀧がまだ入れ替わりを経験してない3年前、三葉が一度会いに来ます。
その際、三葉は誰かに場所を尋ねることもなく、自分だけで瀧を見つけ、瀧とだけ会話をします。

奥寺先輩と司は、三葉が死んでいることを書物を通して観測しましたが、
生きている状態では観測していません。

最後のシーンではテッシーと早耶香が2人で結婚の話をしています。
お店の人との会話は描かれていませんでした。
瀧一人で二人だけの会話を観測しています。

また三葉も一人で電車に乗っており、
瀧側の時間軸で存在する人間との会話や観測描写がありません。
これもまた瀧一人の時に観測しています。

彼らは、瀧一人であれば観測できるものであり、
瀧以外の人間に生きている姿を観測される描写がない。

これって・・・もしや・・・
あの日見た彗星に魅了され、憑りつかれたように糸守の絵を書きまくり、
気付けば想い人の先輩は結婚し、自分だけ内定が全くでず、
苦悩している瀧が作り出した妄想物語・・・とか?

これが、最後に「ゾッ」としてしまった瀧妄想説の理由です。


わたし的「君の名は。」エンド


例えばエンドがこんななら、素敵なファンタジーだと思えたかもしれません。

“瀧はなぜか湧き上がる懐かしい気持ちや誰かを探しているような感覚から
糸守の絵を描き続け、一定の評価を受け個展を開くことになる。

今は無き糸守を描くアーティストに興味をもつ一部の人が来場。

瀧はその日、奥寺先輩や司を招待し、出展者として個展を訪れていた。

その中で、テッシーや早耶香が見に来るが、
その時点では、瀧は何かが気にはなるが思い出すことができない。

その後、三葉が訪れ、受付を済まし、瀧とすれ違い
自分たちが探していた人だと気づく。”

この中で、瀧と同じ時間軸の瀧以外の人間(受付者や奥寺先輩、司)が
三葉やテッシー、早耶香を観測したことが描かれていれば、
やっとこの瀧と三葉たちの時間軸が同じになったと感じることができた気がします。

妄想なんかじゃなく、同じ世界で生きていたことがより理解できたし、
瀧の絵の才能も上手くいかせたのでは・・・。


暴論


優しい心で、映画では描かれていない部分を補完していけば
綺麗なファンタジーと読み解けると思います。

これらが捻くれた暴論であること、重々理解しております。
映画を1度みただけでの感想です。

より物語を理解している方から見れば
ヒドイ内容であることをどうぞお許しください。


素敵な作品をありがとう


最後になりましたが、この作品を否定しているわけではありません!

このように映画見た後に、色々と議論の余地がある(私が勝手にしてるだけですが…)
作品というのはとても有意義に映画を楽しめた証拠でもあると思っています。

「あー面白かった」だけでは終わらしたくない。
もっと細かい設定や闇があるのでは、、、なんて詮索したくなる
とてもとても奥深い、素敵な作品だと心から思っています。

「君の名は。 Another Side:Earthbound」という本があるそうなので、
これを読んで、私の初回考察を否定したり、
新海誠さんの作品自体も初めてなので、他の作品を見て
新たな解釈をしてみたいなと思う次第です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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